介護士MATSUMOTOのつぶやき

介護士として、主任として勤務する私の日々の気づきについて綴っていきます。時に趣味のことなんかも書いています。

水野敬也さんの著書『夢をかなえるゾウ4』を読んでみました!

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◆夢をかなえるゾウについて

今回は個人的に大好きな本、『夢をかなえるゾウ』についてです。

作家の水野敬也さんが書かれている本で、これまでに既に3作出版されており、先日フラッと立ち寄った書店に待望の4作目が置いてあったので、迷わず購入を決めました!

『夢をかなえるゾウ』は、タイトルの通り、夢をかなえる為の方法や、考え方について書かれた本で、自己啓発の意味合いの強い本なのですが、堅苦しい類の自己啓発本と違い、ストーリー仕立てに書かれているのが特徴です。主人公が夢をかなえる為に、インドの神様ガネーシャ(ゾウの姿をしている)が様々なアドバイスをしていくという物語です。

物語自体もとても面白くて、スラスラ読めてしまいます。読書初心者の方にもお勧めです!

 


◆夢をかなえるゾウ4

待望の4作目となる今回は、これまでの作品とは、やや路線変更されており、「死」をテーマとした、やや重い内容が書かれています。

ただそこはやはり「夢ゾウ」の良いところで、そういった重いテーマを扱っていながら、ユーモアやギャグを織り交ぜながら、少しでも重たい空気を和らげようという意図が感じられました。

後半部分は泣きたくなるくらい感動的な展開で、涙腺が弱い方はハンカチが手放せなくなりそうです。

ネタバレになってしまうので、細かい内容は省略します。

 


◆死との向き合い方

前半部分は、これまでの3部作同様、夢をかなえる為の方法論がメインに書かれているのですが、後半部分では主に「死」というものをどのように捉えるか?という哲学的、宗教的な内容となっています。その為、賛否は分かれそうな内容ではありますが、個人的には物すごく考えさせられましたし、参考になる部分も多々ありました。

私自身「介護士」という職業上避けては通れない課題だと感じました。

 


◆夢をあきらめる

後半部分のもう一つのテーマは「夢をあきらめることの重要性」だと個人的には感じました。

どんなに有名な偉人でも、自分の持つ全ての夢をかなえることが出来た訳ではありません!夢を追いかけ努力をすることももちろん大切です!しかし、人生の中では、夢をあきらめなくてはならない時も必ず訪れます。そういった夢をあきらめる方法や考え方についても触れられているのが、4作目の大きな特徴と言えるかと思います。

個人的には、30歳という節目の歳を迎え、これからはあきらめなくてはならない夢もたくさん出てくるかと思います。そういった時の心の持ちようについても書かれていて、個人的には本当にタイムリーな作品でした!

 


◆まとめ

4作目となった「夢をかなえるゾウ」ですが、今作は重い内容が書かれていることや宗教的な内容も含まれており、賛否は分かれそうな内容でした。

ただ、三十路を迎えた私個人には非常に心に残る作品でした。私は4作目が一番好きです!

興味がある方は是非ご一読を!